2013年06月17日

雨乞いをする祭礼 おまんと祭り

愛知県高浜市では毎年10月の第一土曜と日曜におまんと祭りという秋祭りが行われる。
これは、約200年の伝統をもつと言われる駆け馬奉納行事である。
馬場という約100mの木で組まれた柵で馬が走り、走りまわる馬に白い乗馬ズボンにどんぶりと呼ばれる
前掛け、法被に手拭い鉢巻、地下足袋を身に付けた若者が馬につかまり馬場の中を走り回る。
この祭りには雨乞いのために行われるものである。

馬場で走る馬
<馬場で走る馬>

馬場のなかで走る馬は約10秒もかからず走る、つまり若者たちは時速40㎞で走る馬につかまります。
毎年、骨折や捻挫する人が出て時には、意識を失う人もいる。
原則としてこの祭りには女性は参加できないが、近年では、小学生に限って女の子も馬場に入って酸化できるようになった。
子供はポニーを相手に走る。

祭りを盛り上げるちゃらぼこ
<祭りを盛り上げるちゃらばこ>

上の写真はちゃらぼこをしている写真で、このちゃらぼことは魔除けを意味する。
ちゃらぼこは祭りの間神社の中をまわりながら演奏し、また、お祭りが始まる前に各家をまわる。
そして、神楽殿では、巫女さんが舞い祭りを盛り上げ、見る人を楽しませる。

雨乞いをする祭礼 おまんと祭り
<祭りの一番の目玉>

祭りが行われる前の8月下旬、その年の神馬町となる町を抽選で行う。抽選のくじは、春日神社神殿において、祭り関係者が集まり厳正に抽選される。神馬は馬場では走らない。また、神馬を引き受ける町が祭りの総責任取締り方となる。
祭礼1日目となる日は、春日神社へ出発する前に「竜宮祭」が執り行われる。竜宮祭が終わると、「デ」といわれる、春日神社へ向けて出発をする。宮入りをした後は、馬場や点呼をしたのち、朝9時頃、神馬が馬場を周回し、神馬町、下の町、上の町の順に駆け馬が始まる。
17時頃、祭礼一日目の駆け馬は終了し、祭り宿に帰る「ヒケ」が始まる。
祭礼2日目は一日目とはデの順番が変わったり、竜宮祭が行われない。
そして、祭礼集合後、翌日には、馬場は取り壊され、勘定酒と呼ばれる慰労会が開催される。

グーグルのマイマップを使い高浜市を説明する。

より大きな地図で 愛知県高浜市 を表示
高浜市の至るところに瓦で作られたオブジェがある。また三河湾に面しているので、魚も作ることが出来る。
次に航空写真を使い高浜市の発展をみる。
昭和62年高浜市
昭和52年高浜市


若干撮影所が違うが田んぼが減り家が増えたことが分かるだろう。





タグ :愛知高浜


Posted by まさふみ at 17:38│Comments(0)
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